【0歳ママ向け】赤ちゃんの食事マナーの「しつけ方」_その①
- 2014/10/18
離乳食が始まると、赤ちゃんも外で他の人と食事する機会が増えていきます。そんな時、ふと気になるのが「食事中のマナー」について。社会生活を送る上で、食事マナーを身につけることはとても大事なこと。でもそれっていつから始めればいいの…?何をすればいいの…?
こうした悩みや不安を持つお母さんは多いはず。そこで今回は、0歳から始める赤ちゃんの食事マナーのしつけ方についてご紹介したいと思います。「0歳からって早くない?」と思う方も多いと思いますが、0歳からでもできることはたくさんあるんですよ。この記事が何かの参考になれば幸いです。
【はじめに…】赤ちゃんの食事マナーの“しつけ”、いつから始める?
個人的には、食事マナーのしつけは0歳から始めることをおすすめします。「まだ0歳の赤ちゃんに“しつけ”は早い」と思う方は多いでしょう。言葉の通じるようになってくる1歳、2歳からしつけをすれば十分という考えのお母さんもたくさんいます。
もちろん、ご家庭によって教育方針は様々なので、それはそれでも良いのですが、ただ、「0歳の赤ちゃんでもできるしつけはある」「習慣づけは早い方が楽」というのは頭の隅にでも置いておくと良いかと思います。その上で、ご家庭の状況にあわせて、都合の良い時期からしつけを始めてみてはいかがでしょうか。
目次
<その①>
【しつけ①】「食事の時間」を意識させよう
【しつけ②】食事中は食事に集中させよう
<その②>
【しつけ③】食べる意欲を育てよう
【しつけ④】メリハリをつけよう
【しつけ①】「食事の時間」を意識させよう
赤ちゃんに食事のマナーをしつけるためには、「今は食事の時間である」ということをきちんと意識させることが大切です。そのためには、遊びと食事の時間を完全に分けて、食事に集中させましょう。0歳からできる具体的な方法をいくつかご紹介いたしますので、取り入れられそうなものは、試してみてくださいね。
赤ちゃんが食事をする場所を決めよう
「毎日3食の食事は、必ずこの場所でする」というルールを決めましょう。できれば、普段遊んでいる場所とは離れた別の空間だと良いですね。ダイニングテーブルがある場合は、食事以外の用途では使わないようにすれば、「テーブル=食事の場所」という意識が刷り込まれます。
赤ちゃんの食事用椅子がある場合も同様、食事以外ではその椅子をなるべく使わないようにするのがおすすめです。他の用途でも使いたい場合は、食事の時だけカバーをかけるなどして、何らかの違いを出しましょう。「ここに来た(ここに座った)ということは食事の時間だ」と、赤ちゃんがきちんと認識できるようになるのが目的です。
食事前は「お手拭き」と「エプロン」を習慣づけよう
赤ちゃんに「これから食事が始まるぞ」と認識してもらうため、「お手拭」と「エプロン」を習慣づけましょう。「お手拭」は濡れタオルで赤ちゃんの両手を拭いてあげること。もし歩けるようになってきたら、お手拭ではなく、洗面所で手洗いでもいいですね。
「エプロン」は食事用エプロンを着けること。食べこぼしをキャッチできる赤ちゃん用の食事エプロンなどが便利でおすすめです。嫌がってつけさせてくれない子に無理してつける必要はありませんが、その場合、食事用のよだれかけなど、何らかの代替品を用意できると良いですね。
「いただきます」「ごちそうさま」は欠かさないこと
食事のあいさつ「いただきます」「ごちそうさま」は必ず行いましょう。もちろん、最初から自分でできるわけはありませんので、お母さんが手を添えて、「いただきます」のポーズをさせるだけでOKです。毎日繰り返していると、だんだん覚えていきます。
ただ単に「いただきます」と言うだけではなく、歌などを歌って食事の楽しさを盛り上げられるとさらにGOOD!
「ごはんだ、ごはんだ、うれしいな♪ お手てそろえて『いただきます』♪」
など、歌詞は何でもいいですが、リズムにのって楽しそうに歌いましょう。
【しつけ②】食事中は食事に集中させよう
赤ちゃんはとっても好奇心旺盛。ちょっとしたことですぐに他のことに注意がいってしまいます。食事に集中できないとマナーも守れませんので、食事中は赤ちゃんが集中できるよう、環境を整えてあげましょう。
テレビは消そう
テレビの刺激は赤ちゃんには強烈。音が耳に入るだけでも、どうしても意識はそちらに向かってしまいます。その間たとえ大人しく食べていたとしても、食事に関しては何の興味も関心も沸いていないでしょう。また、テレビを見ながら食事する癖がついてしまう可能性もあります。食事中は必ずテレビを消しましょう。
お母さんはなるべく席を立たないこと
日中、ひとりで赤ちゃんの世話をしているお母さんはやることがたくさん!また、赤ちゃんがこぼした食べ物を拭いたり、おかわりの水を用意したり…。なかなかじっと座っていられないですよね。
ですが、お母さんが忙しなく動いていると、赤ちゃんも食事に集中できません。必要そうなものは食事が始まる前に手の届く範囲に用意しておき、食事中はなるべく席を立たなくて済むよう、工夫してみましょう。
正しい姿勢をさせよう
赤ちゃんが正しい姿勢ができていないと、食事中に立ち上がったり身体をよじらせたり、落ち着きのない行動をとりやすくなります。椅子や周りの環境を整えて、正しい姿勢で食事に集中できるよう、工夫してあげましょう。
まずは足がブラブラしていないか確認してみましょう。赤ちゃんはまだ脚が短いため、高めの椅子に座ると足の裏が地面につきません。その場合は何でもいいので足置きを用意してあげてください。ハイチェアの足台に届かない場合はタオルを敷くなどして調整します。
また、座面が深すぎて姿勢が悪くなっている場合は、背中にクッションやタオルを入れて調整しましょう。背筋がきちんと伸びるようにしてあげることが大切です。赤ちゃんのうちから正しい姿勢を身につけられれば、外でも食事中、正しい姿勢がとれるようになります。
その①のまとめ
いかがでしたでしょうか。0歳からできる赤ちゃんの食事マナーのしつけ方について、まずは2つご紹介させていただきました。長くなってしまったので、
- 【しつけ③】食べる意欲を育てよう
- 【しつけ④】メリハリをつけよう
については、次の記事でご紹介いたします。
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