【0歳ママ向け】離乳食を食べてくれないイライラの対策方法
- 2014/10/08

前回、赤ちゃんが離乳食を食べない時に試したい工夫10選をご紹介いたしましたが、それでも赤ちゃんが離乳食を食べてくれない場合、どうしたらいいでしょうか。お母さんは頑張れば頑張るほど辛くなり、どうしてもイライラしてしまいますよね。
しかし、誰だって可愛い我が子に対してイライラなんかしたくない。こころ穏やかに子育てしたいはず!そこで今回は、離乳食のイライラを対策方法についてご紹介いたします。ひとつでも、参考になるものがあれば幸いです。
【大前提】離乳食は別に食べなくても良い
離乳食はあくまで、「食事の練習」です。本番は大人の食事なのですから、別に練習がうまくいかなくても問題はありません。特に0歳台の赤ちゃんは母乳やミルクでしっかり栄養がとれますから健康面の心配もありません。
「離乳食を食べないと栄養失調になってしまうのでは」と心配される方も多いですが、ミルクをしっかり飲んでいれば大丈夫。実際、私のまわりにも、1歳過ぎまで母乳のみで、離乳食を一切食べさせなかった、というお母さんがいます。もちろんその子供はとても元気ですよ。
赤ちゃんに食事への興味を持ってもらうという意味では、離乳食は大事なものですが、「絶対にやらなくては駄目なもの」ではありません。大前提としてそれを忘れないよう、頭に刻み込んでおいてくださいね。
1、まずは深呼吸しよう
まずは落ち着くため、深く深呼吸しましょう。頭に血が上っていると、自分を客観的に見られなくなり、イライラが止まらなくなります。立ち上がって胸を張り、鼻から深く息を吸い込んで口から吐き出しましょう。
2、「せっかく作ったのに!」のイライラを減らそう
手抜き離乳食にしてみる
手間暇かけて作ると、その分食べてもらえない時のショックやイライラは大きくなります。赤ちゃんが食事に興味を持つようになるまでは、手抜き離乳食にする!と割り切ってみてはどうでしょうか。
手の込んだレシピ本はとりあえず封印し、おかゆ、ゆで野菜、果物など、単品料理のみにしてみましょう。うちは、本当に食べない時期は「豆腐ひと匙だけ」「バナナひとかけだけ」とかにしていました。「食べてもらえなくてもショックを受けないようにする」のがポイントです。
最初から少量しか用意しない
離乳食の適量は月齢にあわせて定められていますが、毎回その量を用意しても、結局ほとんどゴミバコ行き…。そんなことが続くとまたストレスになってしまいますよね。どうせ食べないのであれば、最初から用意する量は少なくして良いと思います。万一食べてくれるようなら追加すればいいだけですからね。
少量の調理が面倒な場合は、大量に料理したものを小分けにして冷凍しておきましょう。おすすめなのはバラ冷凍。(参考:離乳食の時短テク)。ひとつまみだけ解凍して食べさせればOKですし、もしもっと食べそうでしたらおかわりを用意するのも楽ちんですよ。
一旦離乳食をやめてみる
前述したとおり、離乳食は絶対にやらなければダメなものではありません。ミルクがしっかり飲めていれば、健康面に影響もありません。お母さんがストレスで苦痛に感じるなら、一回離乳食をすっぱりやめてみてはいかがでしょうか。
とりあえず1ヶ月やめてみて、1ヶ月後再度挑戦してみる。再開後、1週間続けてやっぱりだめだったら、また1ヶ月お休みする。というように余裕を持った計画を立ててみましょう。少し肩の力が抜けませんか?
3、外部からのプレッシャーを排除しよう
他の子供の情報はシャットアウト!
「他の子はみんなこんなに食べられるようになってるのに、うちの子は…。」と思うと、どんどんブルーな気持ちになってしまいますよね。比べても意味はない、というのは頭ではわかっているのですが、なかなか制御できないものです。
そこで有効なのは、もう情報そのものをシャットアウトしてしまうことです。同じ月齢のママ友とはしばらく会うのを控えましょう。もし、会わざるを得ない状況になってしまったとしても、離乳食の話題を全力で阻止しましょう。
同じように「離乳食を食べてくれない」という悩みを持つママ友がいればいいですが、順調な子ばかりだとますます焦ってしまいます。自分を追い込まないように、細心の注意を払っておきましょう。
おせっかいな両親や義両親は無視!
両親や義両親が「まだおっぱいなの?」「早く食べられるようにしてあげなさい、かわいそうに。」などと口を挟んできて、プレッシャーになってしまうというのもよく聞きます。本当に毎日辛くてイライラしているお母さんは、これらのおせっかいを素直に受け止めて、悲しんだり、心配になったりしてしまいますよね。
ですがこれらは、ただ「早く自分の手で孫にご飯を食べさせてみたい」というじじばばの欲求でしかありません(笑)。本人たちは違うと思っているかもしれませんが、冷静な人が傍から見れば、それ以外の何物でもありません。「じじばばに変なものを食べさせられずに済んでラッキー」くらいに思っておきましょう。
どうしても気持ちを切り替えられないなら、物理的にしばらく連絡を絶ちましょう。今、何より大事なのはお母さんのこころです。両親たちとの関係修復は後からいくらでもできますから大丈夫ですよ。
4、食べてくれた!という実績を作ろう
1日1回テレビに頼ってもOKにしよう
作っても作っても、まったく食べてもらえない日々が続くと、お母さんはどんどん自信がなくなってしまいますよね。それを阻止するため、「赤ちゃんにはとりあえず飲み込んでもらう」というのも大事なことです。
テレビを見せたり、おもちゃで遊ばせたりしながらですと、抵抗なく食べてくれる赤ちゃんは多いです。意識が完全にテレビやおもちゃに向いていて、食べていることに気づいていないのでしょうかね…。
これは、食事=楽しいという学習にはならないので、本来の離乳食の目的である「食事の練習」にはなっていません。ですが、お母さんのイライラ解消に役立つのであれば、たまに取り入れてもいいと思います。くせにならないよう、毎食使うのは避けたいですが、様子を見ながら使っていきましょう。
一日一食は好きな食べ物だけの献立にしよう
好き嫌いがはげしく、「この食材のこの調理法じゃないと絶対に食べない!」という赤ちゃんもいます。いろんな食材や触感に触れてほしくて、頑張って離乳食を作っているのに悔しいですよね。
ですが、0歳の赤ちゃんが偏食気味なのは別に珍しいことではありません。栄養バランスがとれていなくても、ミルクで補完できますので、そんなに気にしなくても大丈夫。それよりもお母さんのストレスをため込まないようにする方が大切です。
一日一食は好きなものを好きなだけ食べさせるようにしてみてはいかがでしょうか。他の二食が上手く食べられなくても、「朝はいっぱい食べたもんね」と心を楽にしやすくなります。赤ちゃんも好きなものを思い切り食べられれば、だんだん食事が楽しくなってくるかもしれません。
5、同じ悩みを持つお母さんと交流しよう
ネット上のサークルや、地域の離乳食相談教室など、離乳食の悩みを抱えるお母さんたちの交流スポットはいくつかあります。一人で抱え込むのがつらい場合は、こういった交流会を積極的に利用しましょう。悩んでいるのは自分だけではない、ということが分かるだけでもだいぶ心が楽になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。個人的に、離乳食は育児の中でも1、2位を争うストレス発生源だと思っています。頑張って作った手料理を食べてもらえないのは、とっても辛いですよね。
ですが、そこでイライラしてしまうと、赤ちゃんがますます食事嫌いになってしまいます。「離乳食の進みの遅れが~」「栄養バランスが~」などは些細な問題。お母さんが笑顔でほがらかな気持ちでいることが、離乳食育児においては何よりも大切なこと。
ストレスをため込まないように、気楽に、前向きに、赤ちゃんとの食事を楽しんでくださいね。
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