【お片付け育】子供にとって片づけやすいおもちゃ収納とは

子どもが大きくなってくると、飛躍的におもちゃが増えていきますよね。皆さんはおもちゃをどのように収納しているでしょうか。ご家庭により方針は様々でしょうが、私は「子どもが自分で片づけやすいように」という点を意識して収納するようにしています。
今回は子供にとって片づけやすいおもちゃ収納のポイントや注意点などをご紹介したいと思います。お片付け育に興味のある方は、よろしければ参考にしてみてくださいね。
はじめに
おもちゃを使う主役は子どもです。そのため、「子どもにとって出しやすく、片づけやすいこと」が収納の大前提。ここが意識されていないと、子どもがなかなかお片付けを覚えてくれません。「お片付け育」のためにも、子ども目線の収納を心がけましょう。
子どもの背丈にあった場所に収納しよう
基本ですが、背の高い収納家具はおもちゃ収納には適しません。子供の背丈に合わせて、手が届く範囲におもちゃが収まるようにしましょう。カラーボックスを横にすると、小さな子供には、テーブルとしてもちょうどよい高さになるのでおすすめです。
必要なアクション数を少なくしよう
「物の出し入れにかかるアクション数はなるべく少なくする」のが収納の基本です。アクション数とは、扉を開ける、箱を取り出す、蓋をあける、引出を出す、などの行動のことです。
例えば引出に直接ものを収納している場合、アクション数は「引出を出す」「中身を取り出す」の2アクションです。また、カラーボックスに蓋付きカゴを入れて収納している場合は、アクション数は「カゴを取り出す」「ふたを開ける」「中身を取り出す」で3アクション。蓋のないカゴにしておけば2アクションで済みますね。
子ども目線の収納を考える時は、特にこのアクション数を減らす必要があります。複雑な動きを必要とするお片付けは子どもには難しいので、なるべく2アクション以内で済むように意識しましょう。
オープンラックが理想的
アクション数を少なくするためには、オープンラックが理想的です。ラックに直接物を置く、ひっかけるなどしておけば、取り出すのもしまうのも1アクション。子供にも簡単ですね。
深さのある入れ物は使わないこと
アクション数が少ないからといって、大きな入れ物にたくさんのおもちゃを放り込んで収納するのはおすすめしません。特に深さのある入れ物の場合、下の方に何のおもちゃが入っているか、パッと見ではわかりませんよね。
こうなると子どもは全部ひっくり返して中身をぶちまけるしかありません。結果的に「入れ物を逆さにして中身を出す」「飛び出た中身から目的の物を取り出す」の2アクションになってしまいました。しかもおもちゃが四方八方に飛び散っているため、お片付けはとても面倒そうです。
「小さいおもちゃを収納するときは、深さのある入れ物を使わない」。これはおもちゃ収納の鉄則です。(もちろん大きなぬいぐるみなどを収納するときは、深さのあるものを使ってOKですよ。)
小さいおもちゃは分類して浅いケースに
小さいおもちゃを収納するときは、なるべく底の浅い入れ物に小分けにして収納しましょう。パンパンになるまでは入れず、ゆとりを持たせて収納し、中身が一目で分かるようにするのが大事です。
その際、おもちゃのジャンルによって分類できるとベストですね。ただ、分類しにくいおもちゃも多いと思うので、すべてを無理に仕分ける必要はありません。その場合は大きさごとに分類しておきましょう。
絵本は表紙を見せると◎
絵本は表紙を見せてディスプレイするように収納するのが一番子供にやさしい収納です。いわゆる絵本ラックですね。背表紙しか見えていないと、字の読めない子どもは目当ての本が見つけられず、片っ端から絵本を出してしまいがち。表紙が見えていれば、すぐに目当ての本が見つけられます。
また、お片付けもラックの方が圧倒的に簡単です。絵本を立てて収納するのは難しいため、そこそこ大きくならないとうまくはできません。ですがラックなら上からすぽっと入れるだけなので、小さい子供にも片づけやすいのです。
子ども専用の収納家具を用意しよう
なるべく子ども専用の棚やボックスを用意し、そこに全てのおもちゃを集約するようにしましょう。子供に「ここは自分のエリア」と意識させることができ、積極的に片づけをしてくれる可能性が高まります。また、親もおもちゃの全体量を把握しやすくなりますので増えすぎを防げますよ。
スペース上の都合などで専用の収納家具が用意できない場合は、なるべく見た目に「子どものエリア」が分かるように工夫しましょう。例えば大人が使っている棚の一部を子どものスペースにしている場合は、子どもの段の棚板だけ色を変える、引出にシールを貼るなどが可能ですね。
おもちゃの収納場所は一か所にまとめよう
リビングにも寝室にも子供部屋にも、それぞれにおもちゃ収納があるお宅は多いですが、そうすると必ず行方不明のおもちゃが出てきます。何より、お片付けのレベルが少々高いため、小さな子供には難しいですね。
できれば、おもちゃの収納は一か所にまとめてしまいましょう。「どの部屋にあるおもちゃも、戻すべき場所はひとつ」というルールができれば、子どもにも理解しやすくお片付けの難易度が下がります。
夜寝る前に読む絵本などは、寝室に専用の置き場を作ってもいいですが、翌日に必ず所定の位置に戻す用に習慣づけましょう。
収納場所は楽しく可愛らしく
お片付けは、子どもにとって「おもちゃをおうちに帰してあげる」作業です。帰るべきおうちが無機質でつまらなそうだと、片づけのモチベーションが上がりません。お母さんのインテリアへのこだわりの許容範囲内で、なるべく可愛らしく楽しげな雰囲気にしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「子どもにとって片づけやすい」という切り口でおもちゃ収納についてご紹介いたしました。一日も早く、子どもが自分から片づけをしてくれるようになるといいですね。
最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。
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